事務所・オフィス移転・改修に伴う適正面積の算出、快適な環境の構築サポートを行うXPLACE株式会社。現状のさまざまな課題を明確にすることで働く人の満足度を高める事務所作りを目指しています。XPLACE取締役の佐藤毅様にインタビューを行いました。
空間制御をはじめとした高い技術⼒・開発⼒を持つPanasonicと、オフィスlotサービス(インターネットを使いオフィスの効率的な利用や管理を目的としたサービス)を得意とするMYCITYの共同出資会社として2022年12月XPLACE(クロスプレイス)を設立。
XPLACEにいただく相談は総務、経営者様からお話をいただくことが非常に多く、その中でもオフィス移転やオフィス改善の相談が中心です。やはりオフィスの快適化であったり、従業員が快適に働けるかということは相談として多いですね。
従業員からは会議室が不足してる、という声があるが実際はどうなのか?
賃貸借の契約はあと一年先ではあるが、移転をするか?レイアウト変えるか?このような点で悩んでいるケースが多数あります。また、総務担当者が経営者に対して移転検討の方針を説明する際に、数値的な分析のサポートをして欲しいと言われることもあります。
オフィスの環境の中では今、音と温度の問題が「二大問題」として認識しており、コロナ禍以降でウェブ会議が非常に多くなったことで、声の問題は本当に増えています。温度の問題も多く、オフィス内のエリアによって暑い寒いという問題が多く、冬場のこのエリアは窓際が寒いみたいな話は良く相談をいただきます。
弊社はパナソニックとのJVですので、パナソニックが持っている技術も取り扱いながら現在の事務所の問題を可視化/データ化することで解決しています。最新の技術で働き方を診断し、オフィス分析を行ったものが「オフィス診断レポート」です。オフィス診断レポートサービスの流れをご説明します。
実際に使うセンサー
手のひらサイズぐらいのセンサーを椅子の下につけます。執務室は、一席、一席の情報が見えますし、8人の会議室は何人で使っているかの利用状況がわかります。会社の規模にもよりますが、200個から500個設置します。
オフィス診断参考例
上記画像が診断レポートの参考例になります。
センサーの設置に2週間、1ヵ月かけて調査し、2週間でデータをまとめ「トータル2ヶ月」ほどで診断レポートの提出ができます。(企業によって変動あり)
この画像は「オフィス環境」の一部を抜粋していますが、縦軸に満足度、横軸に重要度をとって、それぞれの項目をプロットしています。この事例だと、右の図の右下(赤枠部分)がいわゆる重点の改善項目になっています。音のプライバシー保護を従業員は重視していることが分かるのですが、満足度を満たせず低い状況にあると言った結果になります。逆に右上の什器や清潔感、空気、光環境は従業員の重要度が高く、それをしっかり満足のいくレベルで提供できているということが分かります。つまり「会社の強み」であって、改善を必要としない場所だと分かるんです。
なるほど。WELLーBeingアンケートによって従業員の要望と可視化したデータを比べてギャップも図れるという認識であっていますか?
あっています!役職ごととか男女別とかも当然あって分解してお伝えが可能です。移転の時は、経営陣や職位が高い方が意思決定されることがほとんどですので、このアンケート調査を元に現場の従業員のお声と現場の現状の両方をお伝えすることができます。
エリアを調査した資料
上の図のようにオフィスの利用率を調査すると実際使われていない会議室の状況や、会議室の予約と実際の稼働率を調べることもできるんです!
10人用の大きな会議室を2~3名で利用している事が多い、みたいなことがあれば仕切りを使って会議室を分ける事もできますね!
そうなんです。今はフリーアドレスで働く企業も増えているので実際の会議室の状況や、利用率から、適正な執務室の広さも可視化すると分かってきます。
〇音の問題
リモート勤務から出社を増やす会社が増えてきました。ウェブ会議が主流になった状態で、今までのオフィススペースのままだと横の人の声がものすごく入ってきてしまいます。ウェブ会議ブースや新たな会議室を作る場合にもどれくらいの数が必要なのか、オフィス診断レポートを通して必要な台数をご提案しています。
〇温度の問題
空気環境はフロアのレイアウト次第で変わってきます。一般的にビルの温度はフロアごとに決まっていますので26度に設定すると、当然、日差しが入る場所では26度では暑くなりすぎます。では、24度まで下げると、今度は別の場所が寒くなって困ります。この問題も温熱センシング分析を実施し現状を把握した上で、パナソニックの提供する商品を使って解決を行っています。
〇スポット気流サービス
通常空調の追加は大掛かりな工事が必要ですが、スポット気流サービスは電源レールがあれば「工事不要」で取り付け出来る商品です。空気を動かすことで室内の温度を平準化することができるようになり暑い・寒い問題を解決します。
冬の時期は窓側が非常に寒いです。全体を温めると効率が良くないのでスポット気流を使い窓側だけに温かい空気を送り込むことができるので、省エネにつながるんです。
なるほど!音も温度も分析を基に提案することができるので、企業は合理的な判断ができるんですね。
はい、そうです!無駄な会議室を作らすスペースを有効利用できますし、空調を整えることで電気代も20%の削減が期待できます。従業員の声や調査も取り入れてオフィス環境を良くしていくことで、ますます従業員の満足度があがります!
温度の問題に続くのですが、空調温度を24度にするか、26度にするかの例をお話しましたが、一度に空調を入れ替えて温度を整えることもできるのですが、投資的効果が悪かったり電気代もかかります。そこで、空気を動かすための機械を設置します。機械自体は一台4~5万円で部屋の広さによって設置の数は違いますが、設置後の電気代はだいぶ抑えることができます。
気流の流れ
冬の時期は窓側が非常に寒いです。そこに温かい空気を送り込んで解決します。逆に夏は冷房が必要以上に寒いこともあります。全体を20度まで下げる必要はなく、必要なエリアだけ空気を送り温度を下げることができます。機械を設置する箇所がとても重要になってくるので、これはパナソニックが持っている技術力とMYCITYが持っている調査力を合わせてできるXPLACEだからできることです。
XPLACE料金設定
スタートアップ企業 | 100坪 50名前後 会議室2~3室 | 70センサー設置 | 396,000円 (報告書20万円込み) |
大規模企業 | 300坪 100名以上 | 200センサー設置 | 760,000円 (報告書20万円込み) |
あの、、お話を聞いていて思ったのですが、もしかして、、事務所移転にかかる予算をすごく抑えることができますか?
そうなんです!
調査費用は掛かりますが、事務所の賃料、電気代も抑えることが可能なため、調査に掛かった費用はすぐ回収することができます。適正面積を最初にしっかり算出することで、借りる事務所の床面積を今より減らすことができます。移転前に調べることで、移転後の事務所の内装をしっかり整えることもできます。
移転後に内装を変えることは大きなコストがかかりますし、最初に分析を行っておくことは非常に重要なんです!
cocosy利用者限定のキャンペーンもご用意していただけるとか、、?
はい!cocosyの利用者限定で、先着10社限定で無償でオフィス診断レポートサービスをさせていただきます。センサーの数は200個になりますが、だいたい会議室に6個設置する計算だとしてもかなりの部屋の調査が可能です。ぜひこの機会にお試しください。
なんとすばらしい!ありがとうございます!事務所移転は経費を抑えたい企業がほとんどですし、移転後も経費が抑えられたらお互いがWINーWINですね!
はい!多くの企業様に知っていただきたいサービスですし、最低限のコストで、最大限企業とそこで働く従業員が満足していただけるところをXPLACEは目指しています!
オフィスの移転や回収に対して様々なお困り事は幅広く出てくると思います。一度、私たちが受け止めますので何かお困り事があれば弊社ですし、事務所移転の物件探しも含めてLexi様と連携していけたらなと思っています。
そうですね、まずはお互いのサービスをしっかり知っていただけたら嬉しいですね。今、cocosyの案件が動いている企業様にもXPLACE様のサービスをお伝えしていきます。
XPLACEは、移転や改修に伴う課題の明確化および顕在化した課題の解決を企業と共に進め、オフィス診断レポートをもとに上長への説明・クライアントへのご提案のサポートを行うサービスです。
cocosyは、ビルオーナーと直接マッチングをするプラットフォームです。事業拡大中の企業様や、より簡単にオフィス探しをしたい方におすすめのサービスです。
新しい事務所はぜひcocosyで探していただき、事務所が決まった際はXPLACEのオフィス診断レポートサービスを行っていただくことで、満足のいく事務所移転が叶います。今ならcocosy利用者限定キャンペーンも行っていますのでぜひこの機会にお問い合わせくださいませ。
今回お話を伺った方
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